クレープ、クレープ、クレープ!
フランスを旅をするたびに、ひとまわり自分が大きくなっているのを感じます。
人間の器的なものではなく、残念ながら「からだまわり」のお話。
原因ははっきりしていて、今年の夏の敗因は、クレープ三昧だったせい。
もともとフランスのクレープ屋さんで食べるクレープが好きだったので、
フランスに行くと、一度はクレープ屋さんで食事を摂っていたのですが、
10年くらい前、ブルターニュとノルマンディーにしばらく滞在して、
パリで味わうのと、またひと味違うクレープとガレットの美味しさに感激したのを
覚えています。
そしてまたまた新展開、一昨年、全く新しい、今まで味わったことがなかった
クレープの進化系、フォレノワールやモンブランなど、
スタンダードなもにひと手間加えて、新しいエッセンスが吹き込まれた
クレープを食べる機会がありました。
もともとフランス人が考えたものって、
子供の頃から、なんの気負いもなく、ボンボンショコラや、タルトタタンを
食べて育ったみなさん、
フランス菓子の基本がアイデンティティーの中にきちっと組み込まれていて
軸がぶれないんでしょうね。
クレープすごい、フランス人ステキ、と、また機会があったら、
クレープをフランスで嫌になるほど、食べたい、絶対食べてやる!と
秘かに機会をうかがっていました。
そしてわりと早く、私の秘かな願いがかなう日がやってきました。
今回フランスに一緒に旅してくれたSちゃんが、ブルターニュに行きたい、と言い出したのです。
いいのかね?Sちゃん、私にそんなことを言って...そう、不敵な笑みを浮かべつつ、
我々は7月、羽田からパリ行きの国際線に乗り込みました。
まずは早朝にパリに着いて、その足でフランスの新幹線、TGVで、ひとっ飛び、
午後には、フランス、ブルターニュ地方のカンペールに降り立ち、
いきなり、カンペールのクレープ激戦区、バター広場で
ソバ粉のしょっぱいクレープ、いわゆるガレットにかぶりつき、
翌日には世界遺産のモンミッシェルにたどり着いたかと思うと、
またまた真昼間からオレンジリキュールが火を噴く、クレープシュゼットに酔っ払い、
ノルマンディーでも、パリでも、ガレット、クレープ、ガレット、クレープと繰り返しクレ
ープを食べ続け、
Sちゃんがこのクレープ攻めに、さすがに音を上げそうなのを察知して、
じゃあ他の物をなにか食べようね、とか言って、
買い物に行ったら、クレープのミニバージョン、ブリニーが目に付いて、
クレープとはちょっと違うけど、結局似たような粉ものをSちゃんに付き合わせてしまう始末。
そしてそして、ヨーロッパだけでは飽き足らず、8月に東京に戻ってきてからも、
自宅でも日々ガレットとクレープを焼き続け、
東京のフランス系クレープ屋さんにも足繁く通い、
「お母さんは、今度はクレープ屋さんをやるの?」と娘に真顔で聞かれるほど、
ひたすらクレープ三昧、粉もの街道まっしぐらな熱苦しい夏でした。
そして、そんなストイックな日々の成果を、みなさまにご披露する日が、
ついにやってきたようです。
10月23日高知大丸さんで、フランスのお話をしながら,
その場でキャラメルサレのソースをかけたクレープをみなさまに食べていただくイベントをやらせていただくことになりました。
※この企画とお菓子の販売が高知大丸地階で、10月23、24日の2日間ございます。
(24日はクレープのイベントはありません。)
詳細は、高知新聞の大丸さんの広告にも掲載していただける予定です。
11月6、7、8日の3日間も高知市内でクレープの講座を開く予定ですが、
こちらはもう少々お待ちください。
そして12月には、クレープパン片手に高知を飛び出して、大阪の京橋、hint linkサロン(通称まきもっサロン)にて、
クリスマスクレープレッスンとしまして、みなさんと一緒に、クレープを作って、フランスについてのおしゃべりして...の楽しい会をさせていただく予定です。
すべてのイベント、レッスンで、フランスから持ち帰ってきた粉とバターを使う予定です。
イベント、講座、販売の詳細は、また改めまして、こちらのブログ、Facebook、インスタグラムで、お知らせいたします。
高知のみなさま、大阪のみなさま、クレーム・エ・メティエ、
この秋、クレープを焼いて焼いてやきまくります!
ぜひ食べにいらしてください。
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