2019パティスリーレッスン終了
5月31日に本年度のパティスリーレッスンが終了して、
3人全員にディプロムを渡して、
そのあと、6月8日、9日の高知大丸での卒業展、こちらも無事終了。(このことは、また後日改めて)
すべてが終わって、時間に追われなくなった今朝、道で、上の方に住んでる Ⅰちゃんに会って、話していたら、
「みどりさんはこのあと、どうするが?」と聞かれたので、
「来週東京に戻るがよ」と答えたら、
「みどりさん、渡り鳥やね」と、Ⅰちゃんが笑いながら言った。
ツバメが今年の土佐山はとても多かった。
巣から雛が落っこちやしないかと、道を通るたび、心配していたけど、
雛はそんな私の心配をよそに、どんどん大きくなって、
いつのまにか、どこかに飛んでいってしまった。
空っぽになった巣を見上げて、なんとなく、巣立った雛が、
うちの3人の新米さんたちみたいだな、と思っていたので、
Iちゃんの言葉に、ちょっとドキッとした。
そうか、私も渡り鳥だったってことか。
一生懸命、雛たちに餌を運んできていた、親ツバメ。
あの親ツバメみたいに、私は、
3人を育ててあげられたかどうか、ちょっと怪しいなあ。いい加減だから。
でも私なりに3カ月間、彼女たちと密度の濃い時間を、過ごしてきたと思う。
しょっちゅう、怒ってたし、しょっちゅう、無理なことばかり言った。
だけど3人ともニコニコして、ずっと笑ってた。
みんなお菓子作るの楽しい、作るの大好きだからって。
出来上がったお菓子がどんな味になるのか、すごく楽しみだからって。
3カ月はとても短くて。
もっともっと、あなたたちに教えてあげたいことがあったのに。
時間が足りなかったよ。
みんな、こんな至らない私のところに、遠くから来てくれて、ありがとうございました。
3カ月前とは、たぶん味覚も、お菓子に対する考え方も変わっていると思います。
3カ月は本当に短いけれど、人生を変えるキッカケには十分な時間です。
作らないと忘れちゃうから、作り続けてね。
周りのお菓子食べる人たちを幸せにしてあげてください。
私もあなたたちに、たくさんのこと、教えてもらいました。
みんなに負けないように、これからも精一杯、
お菓子に向き合っていこうと思います。
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