パティスリー道場 マカロン
3カ月コースの終わり2週間は、コンポジション。
この2週間はいつもの週と違って、
今までで作ってきたものを応用して作るお菓子、
新米パティシエールたちが作ってみたいとリクエストのあったお菓子を
ひたすら作る、パティスリー道場と化しています。
いつもなら、その週のテーマにそって、
月曜日に私がすべてのお菓子を作って、
火曜日から新米さんたちが実習、
そして出来上がったものを販売しているのですが、
今週は、生ケーキ、焼き菓子、ドゥミセックを作っては食べ
作っては食べ。。。これも道場。
新米さんたちは、食べて作ってみたいものを作ればいいことになっています。
あるものはチーズケーキを作り、あるものはイルプルー式シフォンケーキを作り、
またあるものは...とそれぞれが思い思いに違ったものを作っています。
その中で、全員が作りたい!と言っていたのが、マカロン。
マカロン、見た目はとてもきれいですが、
食べてこれほど、お店によって違いがあるお菓子もありません。
初めてパリのラ・デュレのサロンドテに行ったとき、
そのサロンの美しさと同時に、マカロンの美味しさに、感激。
どうやって、作るんやろ・・・?と、
この謎の食べ物を一口食べてはながめ、一口食べてはながめていたのを
覚えています。
そのときは、まさか30年後に、自分が高知の山のなかで、
謎の食べ物を教える、まがりなりにも、フランス菓子のせんせいになるなんて、
夢にも思っていませんでした。
マカロン、周りにピエと呼ばれる可愛らしいフリルみたいなのが、ちょこっとでてきて、
表面は、丸く艶々。この部分をコックと呼びますが、
コックは、かじったときに、中がほわっとしていないと、失敗。
マカロンがお好きでない方は、このほわっとしたマカロンに
もしかしたら、まだ出会ってないのかもしれないですね。
これさえできれば、ほぼマカロンは完成したも同然です。
そして新米さんたちがマカロン・コックに挑戦しました!
結果は、写真のとおり。
「マカロン、こんな簡単にできるんや~」と感慨深いSちゃん。
彼女は、今週末、自分が作ったマカロンをいっぱい持って、関西の実家に帰るそうです。
ご家族のみなさん、きっと喜びますね。お母さんお待ちかねだと思います。
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