2019年4月パティスリーレッスン備忘録 4
4月の第4週目は、サブレ&パイで、通販をやりました。
作るものはサブレ。月曜に値段を決め、大急ぎで告知をして、
本当にこんなんで、注文来るの?という感じで、
大丈夫だよ、とか言いつつ、私も内心ちょっと心配になりながら、通販準備スタート。
「アイスボックスクッキー、丸くするのに、ラップの芯に生地を詰めて丸くしてましたが、なにか?」という、新米さんの荒業を聞いたり、
「オーブンを効率よくまわして、どんどん焼くよ!」とみんなにハッパかけながら、
ココナツサブレ、チョコレートサブレ、クルミと黒糖のギャレット、
西洋かりんと、ガレット・ブルトンヌ、リーフパイの6種類のサブレとパイを作って、
なんとか全国のみなさまに、発送までさせていただきました。
送らせていただいたみなさまから、感想を聞かせていただき、3人にも、そして私にも、
とても貴重な、うれしい体験となしました。
自分たちが作ったお菓子を全国の人が食べてくださって、美味しいと言ってくださっている、とても貴重な体験で、本当にすごいことです。
本当にありがとうございます。
サブレの箱がすべてなくなったあと、この通販って、ちょっと旅に似てるなと、思いました。
旅に出る前、どこに行こうかプランを立てて、計画する楽しみは、
どんなクッキーを作ろうか、あれこれみんなで相談するのに似ています。
旅行中の楽しみは、みんなで作業して作っているときの楽しみで、
そして、旅から帰ってきて、あそこいって、あの時だれがどうしたと、いろんな体験を思いかえすのは、
全国のみなさまからいただく感想をうかがいつつ、自分たち自身でこの怒涛の5日間を振り返る時間かなと。
そして今、このブログを書いていて、
3人の新米パティシエールたちは、3ヵ月間、この土佐山のエコール・クレーム・エ・メティエにやってきて、フランス菓子をつくる、旅をしているのかも。
そして私も彼女たちと一緒に、旅をしているのかも。ふとそんな気分になりました。
そう思うと、なかなかの充実した長い旅です。
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